VisualFoxPro9.0β

VisualFoxPro9.0のβ版は2004年の6月にダウンロード版が登場した。すでにバージョン7.0で十分な完成度を見せたVisualFoxProだが、バージョン8から9は更に完成度が増している。以下のダウンロードはチャンネル9チームによる71.4Mのデモビデオが入手出来る。

ビデオはこちらから

20070219 VisualFoxProのXML対応について(Adobeとの相性)

ここ数ヶ月はAdobeSuiteアプリケーションとVisualFoxProのデータベースによるXMLを利用した自動レイアウトについて検証していた。AdobeのInDesignはページレイアウトされた編集データに対してXMLで記述されたデータを受取って自動的に印刷物を出力する機能を持っている。まずVisualFoxProが非常に簡単にXMLを出力出来る事に着目。データベースの構築を完了すれば、以下のテストプログラムで楽々とXMLが出来上がる。

CLOSE DATABASE ALL
USE HOME(2)+"\data\customer"
CURSORTOXML("customer","lcXML",1,32)
STRTOFILE(lcXML,"customer.xml")
XMLTOCURSOR("customer.xml","curCustomer",512)
RETURN

この結果は以下のようになる。このデータをInDesignに適当なドキュメントを用意して読み込めば簡単にデータ交換が可能になる。更にこのデータはそのままPDF、HTML等に出力出来るし、VisualFoxProは標準でTIFやHTMLへの変換機能をレポートライターに持っているので、最高のクロスドキュメント環境が完成する。

<?xml version = "1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<VFPData>
<customer>
<cust_id>ALFKI</cust_id>
<company>Alfreds Futterkiste</company>
<contact>Maria Anders</contact>
<title>Sales Representative</title>
<address>Obere Str. 57</address>
<city>Berlin</city>
<region/>
<postalcode>12209</postalcode>
<country>Germany</country>
<phone>030-0074321</phone>
<fax>030-0076545</fax>
<maxordamt>6300.0000</maxordamt>
</customer>
</VFPData>

20050723 VisualFoxPro(公開勉強会)参加費無料

2005年7月23日、〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-8-11 東京YWCA会館8階、「財団法人日本立地センターセミナールーム」に於いてVisualFoxProの勉強会を開催いたします。(参加費無料)「財団法人立地センターセミナールーム」は会員企業としてお借りしている施設な為、直接のお問い合わせはご遠慮下さい。お問い合わせはメールフォームからお送り下さいますようお願い致します。地図はこちらをご参照下さい。

20050514 VisualFoxPro9.0(SQL Serverを利用する技術資料公開)

VisualFoxProからSQL系のデータベースを利用する方法の一つとしてマイクロソフトのSQL Serverを利用する技術資料がObject Orienteed XBASE Forumにて鳥越氏の執筆により公開(Visual FoxProからSQL Serverを利用するための詳細な解説)されました。内容は以下の項目について詳細に解説されております。VisualFoxProをより理解する為の資料としてご利用下さい。

ODBC の構成
リモートビュー
データベースの作成
リモートビューの作成
接続の共有
GENDBC の利用
パラメータクエリーの使用
VIEW を使ってデータを更新する
SQL パススルー(SPT )
SQL サーバーへの接続
メタデータアクセス
SQLEXEC()関数で取得するカーソルに名前を付ける
パラメータクエリーの利用
エラー処理
カーソルを更新可能にする
同期・非同期
ストアドプロシジャーの呼び出し
ストアドプロシジャーにパラメータを渡す
リモートビューをプンプレートとして使う
トランザクション
トランザクションを使った更新処理
コネクションのバインドについて
グリッドを利用したデータ入力の考察

20050329(VisualFoxPro9.0は何が違うか?)

VisualFoxPro9.0βの無償ダウンロードもこの3月末で終了です。VisualFoxPro仲間も9.0の一括購入を終えて、本格的な利用を開始しました。VisualFoxPro8.0から内部のアーキテクチャーが大きく変わり、32ビットのGDI+の利用が出来るようになりました。GDI+を利用する事で、Win32APIによる画像データのコンバート等が自由に出来るようになったのも大きな特徴だと思います。9.0からは.NETを使わず.NETと互換性のあるWEBサービスが出来るというインフォメーションがありますが、これは実際には稼働させていません。新しくなった点を以下にレポートします。

HTMLとXML、TIFFのレポート出力が簡単(コードは以下)

loListener = .NULL.
do (_reportoutput) with 5, loListener
loListener.TargetFileName = 'MyReport.html'
loListener.QuietMode = .T.
report form EmployeesMD object loListener

loListener = .NULL.
do (_reportoutput) with 4, loListener
loListener.TargetFileName = 'MyReport.xml
loListener.XMLMode = 0 && 0 = data only, 1 = layout only, 2 = both
report form EmployeesMD object loListener

lcDirectory = sys(16)
lcDirectory = addbs(justpath(substr(lcDirectory, at(' ', lcDirectory, 2) + 1)))
loListener = newobject('MPTiffListener', lcDirectory + 'europa.vcx')
loListener.TargetFileName = forcepath('MyReport.tif', sys(2023))
loListener.QuietMode = .T.
erase (loListener.TargetFileName)
report form forcepath('EmployeesMD.FRX', lcDirectory) object loListener

以上、最初がhtmlで、後がXML、最後がTIFFです。レポートフォームを用意して、若干の変更だけです。

20040827(β版レポート第一弾)

VisualFoxProのバージョン8.0以降からはACTIVE・DOCUMENTは動作しなくなっております。インターネットにACTIVE・DOCUMENTを置いて動作させた場合、信頼できるサイトからであれば問題ありません。またクライアントエリアについては全く心配はないのですが、悪意のサイトがACTIVE・DOCUMENTを利用した犯罪行為を行う可能性もあり、MSはVisualFoxProへのACTIVE・DOCUMENT搭載を取りやめました。という理由で未だにACTIVE・DOCUMENTを使っているユーザーも多いのですが、利用はクライアントエリアに留めるのが無難ではないでしょうか?VisualFoxPro8.0から搭載され仲間内で発見した最も重要な機能が以下の画面です。これはCode Referenceと呼ばれ、VisualFoxProで作成したアプリケーション内部の全ての文字列を探し出し、設定した文字列への置換が出来る機能です。実はVisualFoxProの歴史上これは画期的な事です。過去に於いてはそれぞれのモジュール毎にこの検索を行う機能はあったのですが、全てのモジュールを検索する機能はなく、それがプログラムだけではなくて、データベースからインデックスにまで及ぶと言う強烈な機能なのです。

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